
2015年4月30日午後2時30分から4時30分まで、東京都目黒区にあるトキワ松学園中高にて、小学生を対象としたプログラミング講座の第1回目を開催します。
以下にHour of Codeの勉強方法についての手順を書いておきますので、講座終了後に勉強を続けたい方は参照してください。また、オンライン講座も開設する予定です。このサイトのニュースレターに登録しておくと、開設時にご案内のメールをお送りします。
【本日の概要】
プログラミングとその効用
プログラミングとは、コンピューターに一連の命令を与えて、さまざまな処理を実行するプログラムを作成することです。
また命令を都度入力しなくてもいいように保存したものをコード(ソースコード、日本語では符号)と呼んでいます。また、対話的に命令を入力することもできます。
プログラミングを学ぶと、
- スマホアプリやゲームを作れる( → 楽しい。将来仕事にもできる)
- 論理的に考える能力がつく
- 大量のデータを集計、分析することができる( → 環境問題や社会問題の解決ができる)
などの効果があると言われています。
20世紀の「読み・書き・ソロバン」に変わって、21世紀には「英語・数学・プログラミング」が必須スキルと言われています。
これに専門知識を身につけると、世界中どこでも活躍できます。インターネットと流通網の発達で、世界中の人と一緒に仕事ができるようになりました。
一方、世界には、貧困や環境汚染、地球温暖化、災害など、さまざまな問題があります。こうした問題の解決に、人工知能やドローンなどのテクノロジーが役立つのではないかと現在期待されています。そして、そのベースとなるのが、数学やプログラミングなのです。また、問題解決のために地球上のさまざまな人々とコラボレーションするために、共通言語(Lingua Franca)として英語が役立ちます。
ぜひ、今日参加されたみなさんには、たくさん学んで、世界のさまざまな問題を解決したり、活躍できる人になってもらいたいと思います。
[ムンバイでスラム街の少女たちを支援するプロジェクト事例]
https://www.generosity.com/community-fundraising/help-tech-girls-rebuild-after-a-devastating-fire
プログラミング環境について
プログラミングには、
- ビジュアルプログラミング(画面上のパーツを組み合わせて、アプリを作る)
- テキストプログラミング(文章で命令を書いて、機械語に変換・実行する)
という2つの方法があります。
今回、使用する「Hour of Code Studio」はブラウザ上で動作するビジュアルプログラミング環境です。次回は、テキストベースのプログラミングを計画しています。
『コード』とはコンピューターに与える命令のことを指します。プログラムを作成することを『コードを書く』と表現します。ですから、Hour of Codeは、「プログラムを書く時間」ということなのです。
- アナと雪の女王(Frozen)
- スターウォーズ
- フラッピーバード
- アングリーバード
など、さまざまなキャラクターを使用して楽しくプログラミングを学べます。
【サイトに登録してみよう】
メンバー登録すると、学習の記録を残したり、完成した作品をお友達とシェアすることができます。登録手順は以下のようになります。
- 右上の『ログイン』をクリック
- 『入会』をクリック(またはGmailなどと連動しても結構です)
- 登録情報を入力して、『入会』をクリックします。
【テーマを選択しよう】
本日は『アナと雪の女王』をテーマとして考えていますが、もし希望があれば、スター・ウォーズやフラッピーバードを選択していただいてもかまいません。
自分が学びたいテーマをクリックすると、ビデオや手順が表示されます。
プログラムを作る画面は以下のようになっています。
- 実行エリア(画面左)
- インストラクション(指示)
- ツールボックス(いろいろな命令ブロック)
- ワークスペース(ブロックを組み合わせてプログラムを作るところ)
ツールボックスからブロックをドラッグして、ワークスペースにドロップするとブロックが使えるようになります。
また、ブロック同士を接続すると、【実行】をクリックしたときに動作するようになります。
以下は【実行した時】ブロックに【前に動く】ブロックを連結したところです。
わからないことがあれば在校生スタッフや担当者が一緒に考えて解決しますので、ぜひ一緒にチャレンジしましょう。
ぜひ、完走して修了証をもらって帰りましょう!
*Hour of Codeは、北米のNPO “Code.org” が運営するプログラミング教育普及活動です。一般社団法人みんなのコード(利根川さん)を通じて、Studioのスクリーンショットの使用許諾を得ました。ありがとうございました。
Code.org: https://code.org/
みんなのコード: http://hourofcode.jp/